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【亘理町】2013/11/21 新潟県のバイオマス施設の視察実施 

宮城県亘理町のプロジェクトチームと進めている「バイオマス発電事業を核とした産業創出と地域活性化事業」につきまして、住民の方と共に、新潟県で稼動しているバイオマスプラントの視察へお伺いさせて頂きました。
亘理町では庁内の各部署横断型のプロジェクトチームを結成し、会議を進めておりますが、机上論だけでなく実際に稼動しているバイオマスプラントを視察する事で、今まで勉強したポイントを整理しながら、臭気などの環境問題が無い事も確認しました。

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瀬波バイオマスエネルギープラント(新潟県村上市瀬波温泉1-1175)へお伺いさせて頂きました。
http://senami-biomass.com/index.htm
(詳しい資料が掲載されております)

正面は、施設に隣接している下水処理場からの汚泥を投入するコンテナの上蓋を上げているところ。
中には脱臭システムと繋がっている排気口を確認できました。

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システムはコンピューターで集中管理されているため、作業に係わる人的ミスなどが軽減されています。

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左のラインは食物残渣投入用。右のラインは下水汚泥を投入した所から送り出されてくる部分。
左の壁には発酵槽があり、そちらに送り込まれていきます。
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部屋の外から見ると、右側の部分が発酵槽。左側(ドア側)には発酵槽外部のシステムが屋内配置されていました。

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壁から出ているのは、攪拌システム。壁の向こうは発酵槽になっており、内容物を攪拌する機械です。

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施設の外には、発電エンジンが設置されていました。(25kw/h)

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排熱を使って南国フルーツを中心とした温室栽培を展開されており、エネルギーの有効利用を実践されています。
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ハウスではパッションフルーツを中心として、ライチ、バナナ、ドラゴンフルーツ等々が栽培されており、首都圏への販売ルートも確立されており、大事な収益源の一つとなっているようです。

プラントから出た液肥を頂戴し、亘理で進めている牧草の試験栽培に利用してみる事にしました。
畑や水田に撒くことで、収量がUPする事例が確認されていますので、こちらの実験も楽しみです。
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今回の視察により、プロジェクトメンバーの皆さんも不安が払拭され、ハウス栽培の様子を見ることで、さらなる地域活性化のアイデアがたくさん出てきました。
視察に協力頂いた皆様、有難う御座いました。

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