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【村田町】2013/12/3 地域づくり課題研究支援事業

宮城県から「地域づくり課題研究支援事業」としての支援をいただき、村田町の地域づくり検討会議に参加させて頂いております。
案内
第1回の検討会を平成25年9月30日に実施し、本事業のテーマを「協同のまちづくりによる地域特性を生かした産業創出と地域活性化施策の検討」としました。
来年3月までに計4回の検討会を行い、村田町の地域活性化施策を検討しております。
村田町では、「みちのく宮城の小京都・蔵の町むらた」というテーマがあり、伝統的建造物群保存地区(伝建)制度を活用したまちづくりについても、「村田みらい会」と言う地元と有識者で組織した会議にて、伝建認定にむけた取り組みを実施されています。

前回の検討会では、認識できていない地域資源がないか、改めて見直してみようという事で、「埋もれている地域資源」の発掘のため、まずは、庁内の全職員の方々にアンケート調査を実施して頂きました。
地域資源の有効活用という前に、何が地域資源として機能するのか。見落としている物がないか、目で見える形で整理する事が目的でした。
一般的には、地域資源と地域資源を掛け合わせ、知恵を出して魅力づくりをするという事ですが、実は、この作業は簡単ではありません。
常に現場にいる方々のお話からしか、本当の物や知恵が生まれないという事です。
会議3

アンケート調査項目の概要としては、

① 県外からお客様が来た時に、町のどこを紹介し、何を食べて欲しいと思いますか?
② 役所が支援している地域コミュニティや各種団体について、それぞれの目的や連携具合はいかがでしょうか?
③ 概ね5年以内の役場職員の中で、何か独自に取組んでいる事、取組みたいと思っている事はありますか?
④ 地域や後世にむけて、「村田町の歴史伝道師」のような方、歴史を独自の言葉で語れる方はおられますか?
⑤ 小規模でも良いので、地域活性化に関連する活動をされている人やグループはありますか?
⑥ 陶芸教室等の文化的な教室等を開催されている方はおられますか?
他、という感じです。

各項目ごとに数多くの内容を提出いただきました。

結果を拝見させて頂き感じた事ですが、回答では、該当する企業名や団体名というより、個人名が多く、役場の方たちが、普段から地元の方々に密着されている様子がうかがえました。
会議1
地域内には、モータースポーツの有名施設であるスポーツランド菅生があり(http://www.sportsland-sugo.co.jp/)、町としても連携を模索しながら両者にメリットがある提案をさせて頂く事が重要という事で、具体的な手法についての検討をいたしました。

会議2

個別案件の課題解決や産品の販売促進についての議論をするに終始してしまうと、横の広がりやシナジー効果がだせないので、まずは、官民連携による協同のまちづくりをする為に、村田町の現状からみて、どういうプラットフォームが必要なのか、どういう機能を持たせた組織を機能させるべきなのかを検討する事になりました。
次回の検討会までに、こちらから幾つかのパターンとメリット・デメリットを整理し、実現可能性も踏まえた検討会を実施したいと考えております。

村田町の職員のみなさま、お忙しいところ、ご協力いただき有難う御座いました。

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