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【南伊勢町】2014年1月14日~15日 三重県南伊勢町 現地視察・意見交換会

三重県の南伊勢町の小山町長に、東京の事務所へ起こし頂いて意見交換させて頂きました事をきっかけに、翌月、現地視察と現地での意見交換会を開催させて頂きました。

南伊勢町は三重県の南東部に位置し、太平洋側にはリアス式海岸のように入り込んだ豊かな魚場があり、マグロの養殖、真珠の養殖も盛んな町であります。
特に海産物では、伊勢マグロ(養殖マグロ)、伊勢真鯛、伊勢あわびなどを中心に南伊勢ブランドの推進普及活動に取り組まれておられます。
また、この地域は南海トラフ沖地震の被害想定地域でもあり、満潮位での津波の高さが21.8メートルと試算されている関係で、国土強靭化に即した災害に強いまちづくりについても積極的な取り組みをされています。
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●マグロの養殖に取組まれている株式会社ブルーフィン三重さまにお伺いさせて頂きました。

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平成23年に設立され、養殖種苗数は毎年3万尾。半径50メートルの生簀を5年間で18基設置予定という事で、現在稼動中の生簀まで船で連れて頂き、生簀内で回遊しているマグロを実際に目で見ることが出来ました。
生簀の形状やメンテナンス、稚魚(ヨコワ)の取扱、餌や育成に関するきめ細かい研究をなされており、南伊勢ブランドの中心的存在であります。
テレビをはじめとするメディア取材も多く、社長様から、取り組みに対する苦労や改良ポイントを沢山教えて頂きましたが、技術的な情報は掲載できないものの、緻密に計算されて取組まれている姿は、まさしく、これからのマグロ養殖をささえる漁場になる事は間違いないと感じました。

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●南伊勢ワイナリーの会
三重県1位の水揚げを誇る伊勢マダイ、伊勢マグロ、ヒオウギ貝など地場産品の食材とワインをセットにして販売する事で販路拡大を目指すというストーリのもと、花卉農家が手放したハウスを町から借り受ける形でぶどうの生産に取組まれています。

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本当にこの土地でブドウが育つのかという議論もありましたが、土壌改良も終了し、問題なく栽培が出来始めているようです。
白ワイン用と赤ワイン用に使う4種類のぶどうを栽培されています。

 

●南勢養鶏さま
鳥羽・伊勢・志摩の旅館向けにも定期的に納品している養鶏業者さまです。まさしく南伊勢は、お伊勢さんの内宮から車で30分程度にあり、豊かな自然も多く、神話との関係も多く見受けられるのに、良さを活かしきれていないという事で、「首都圏との交流を元に、様々なアイデアを取り入れたい」「地域資源は活かすも殺すも地域の人次第」という事でした。
意見交換をさせて頂いている中で、いくつかの具体的アイデアをお話ししましたが、いいヒントになれば幸いです。
これからもブランド化の普及推進にむけて連携させて頂きたいと思います。

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●アサヒ農園さま
首都圏の有名店舗にも納品されており、栽培と販売に関しての課題やお考えを教えて頂けました。

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●山藤さま
伊勢えびをはじめとした海鮮魚類の販売をされており、WEBでの伊勢エビ販売高は日本でも最上位クラスです。

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これは、真珠貝の貝柱。
新商品の開発や販路拡大に積極的に取組まれており、私どもの首都圏にあるマーケットもご紹介させていただくことになりました。

 

 

 

 

 

●役所での意見交換会

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二日間の現地視察を元に、役所にて意見交換をさせて頂きました。
町長はじめ、町議会議員の方々、農業者の方々、漁業者の方々、卸問屋・商社の方々、まちづくり推進の方、役場の方々と、課題に対する話しをする中で、他の地域の取り組み事例や改善方法も交えながら意見交換させて頂き、改めて南伊勢の魅力を感じることが出来ました。
PR戦略や販路拡大、ブランド化のお手伝いの他にも、災害に強いまちづくりという側面においても、さらに連携させていただきたいと考えております。
有難う御座いました。

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