特定非営利活動法人 元気な日本をつくる会

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2010年12月5日~6日にかけて、
一泊二日で青森県は十和田市で事業商談会を行いました。
まずは、参加頂いた企業、十和田市自治体のご紹介です。
◆十和田市について
人口66,080人
世帯26,823戸(9月末時点)
耕地面積:688.60(田90.93,畑30.81)
【課題】
①農作物の流通経路
②規格外野菜の加工開発の遅れ
③産官学の連携
④所謂休耕地が少ない
⑤自治体の実行力がない
【基本指針】
今年12月には、東北新幹線が全線開通する。
本市では、この開業を誘客促進の絶好の機会ととらえており、
十和田湖・奥入瀬渓流はもとより、4月にグランドオープンする
現代美術館を中心とした野外芸術文化ゾーンなど、観光資源の
磨き上げを図り、本市の魅力を全国に発信を目指す。
(参照:十和田市WEBサイトより)
http://www.city.towada.lg.jp/
十和田-事業商談会1
■12月5日(日)
★9:00 三沢空港 到着
そこからすぐに…
★10:20 道の駅 十和田【とわだぴあ】到着
十和田-事業商談会2
(とわだぴあ・売り場の様子)
道の駅【とわだぴあ】は、十和田市の南側に位置し、
駐車台数217台、地域特産物・農産物の普及コーナー、
レストラン等を備え、観光客、長距離ドライバーなど
の憩いの場として利用されている。
当施設は大きく2つに分かれる。
十和田-事業商談会3
1つ目…「センターハウス」
ここでは、特産物・農産物の販売、十和田そばなどの飲食などを行う。
十和田-事業商談会4 十和田-事業商談会5  十和田-事業商談会6

中でも目玉商品は、”チコリ”を使用した生キャラメル。
十和田-事業商談会7
大根のように葉と根に分かれるチコリ。
葉っぱは食用として利用し、根は捨ててきたが、根の再利用目的でこの商品が開発された。
他にも新鮮な産地野菜がずらり(上記写真参照)。
2つ目…「匠工房」
ここでは、「南部裂織」という着古した木綿の布(着物や肌着など)を
再生する工芸品を購入できたり、作る体験ができたりする。
十和田-事業商談会8 ①ほどいた木綿が…
十和田-事業商談会9 ②織り上げられ・・・
※体験してきました!南部裂織の伝統工芸を守る取り組みも行っています。
詳しくはこちらより↓↓↓
http://www.sakiori.jp/index.html
十和田-事業商談会10 ③こうなります!(帯に使用)
写真は匠工房の館長さん
★11:00 奥入瀬川
http://salmon.oiraseriver.com/cgi-bin/
十和田湖から清水が流れる奥入瀬川。
上流は渓流美で有名な奥入瀬渓流がある。
奥入瀬川では、明治34年に青森県で
初めてさけの増殖事業を実施し、
近年では本州第2位のそ上数となっている。
ここでは、シャケの一本釣りを体験。
十和田-事業商談会11
(奥入瀬川)
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★11:40 十和田市立 新渡戸記念館
1925年、新渡戸稲造博士から寄贈された蔵書約8,000冊をもとに創設した
私設新渡戸文庫を継承し、1965年に開館。
1階…開拓資料と伝来の武具、兵法資料
2階…稲造博士の遺品、直筆の書などが展示
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もともと十和田市のあたりは三本木原と呼ばれる荒蕪の台地で、
台地周辺に寒村が点在していた。
安政2年(1855年)の時に新渡戸稲造の祖父の新渡戸傳(にとべつとう)を中心に
奥入瀬川から水を引く計画に着手し、
安政6年(1859年)稲生川(いなおいがわ)として引水に成功して
開拓の基礎ができた。
という歴史が十和田市にはある。
十和田市は新しい市なのです。
(参照:wikipedia)
★14:40 現代美術館
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「アーツ・トワダ」プロジェクトが2005年にスタート。
現代アートをまちづくりに取り入れ、人々が楽しみ、交流することのできる
魅力的な場を新たに作り出すことを目的とした。
国内外からアーティストや来場者を多く誘致する計画で、
設立から3年目にして、のべ50万人を集客した。
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←LEDを使用した、庭。
★15:40 道の駅奥入瀬「ろまんぱパーク」
http://www.oirase.or.jp/roman/roman.htm
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(上空写真:HPより拝借)
美しい景観が楽しめる広大なエリアに、
ほっとくつろげる親水公園やコニファーガーデン、
芝生広場などがあり、ゆったり自然を満喫できる。
全体面積:68,283㎡
駐車台数:340台
来場者数:300万人/年
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一行は、地ビールを試飲。
八甲田の清涼な大気と奥入瀬の清らかな水から仕込む地ビール。
できたての地ビールをその場で頂くことができる。
お土産物など、市外とのコラボ製品が並ぶ。
その他、十和田湖和牛を食せる「味蕾館」や、
市の物産が集合した「四季彩館」、
地元の乳牛で作ったろまんパークで1番人気の「のむヨーグルト」のある、
「味楽工房」など充実した施設を持つ。
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★17:00 十和田湖レイクサイドホテル(宿泊)
十和田湖の場所は、青森県と秋田県の県境にある。
ホテルで頂いた料理は、きりたんぽやリンゴなど。。
両県のおいしいとこどりでした。
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■12月6日(月)
★9:00 十和田湖・奥入瀬観光資源視察
わたくしの手でもう一度、
あの造形を生むことは
自然の定めた約束であり、
そのために私に肉類が与へられ、
そのためにわたくしに畑の野菜が与へられ、
米と小麦と牛酪(バター)とがゆるされる。
智恵子の裸形をこの世にのこして
わたくしはやがて天然の素中に帰らう。         by 高村光太郎
十和田湖にある乙女の像。
2体の女性が向き合うこの像は、上記歌にあるように、
高村幸太郎氏が、先に逝った妻・智恵子の裸体である。
智恵子の裸体を天然の素中に還すことが最後の望みとして、制作。
「♥愛♥」…ですね。
続いて奥入瀬川。
人が少なく、自然でいっぱいのところでした。
★10:00 牧場!
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元製造業で働いていたご主人が、脱サラして牧場を経営。
ここでは、ポニーや馬の飼育、食用、乗馬体験などを行っています。
乗馬を体験させて頂きました!
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★10:40 上北農産加工農業共同組合工場
十和田-事業商談会26 青森県内で絶大な支持を受けている驚異的な焼肉のたれ、
「スタミナ源たれ」。
青森県産の、にんにくやリンゴを使用し、
売上の50%を占めている。
当組合では、
しょうゆの年間生産量…3,500kl
たれ類の年間生産量…2,400kl
を、総敷地面積3,575坪の広大な施設で作っている。
販売経路は、小売り、ECによるもので、
ポテトチップスなどのお菓子とタイアップしたりと
企画商品にも力を入れている。
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原料はすべて生野菜を使用し、            十和田-事業商談会30
玉ねぎは職員の手作業によるもの。
冷凍品や加工品は一切使用していない。
働き手は主婦がメイン。
★11:45 十和田市地方卸売青果市場
十和田-事業商談会31 昭和57年に開設された当市場。
取扱い品目は、野菜・果実・花きなど。
販売手数料は、野菜8.5%、果実7.0%、 花き8.0%
平成21年の総取扱実績は、
数量…25,734t
金額…4,086百万円
<売上ランキング>
1位 にんにく 1,325,699(千円) 33.6%
2位 ゴボウ  1,184,179(千円) 30.0%
3位 長芋   930,446(千円)   23.6%
★12:30 昼食 バラ焼き
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昼食に食べたバラ焼きは、
B級グルメ全国第8位の食べ物。
牛肉の不要な箇所を利用しようという試みから
食べられるようになったという。
B-1グランプリ1位をめざし、町おこしを図っている。
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★12月6日 13:30~
民間企業 × 十和田市自治体 意見交換会
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(十和田市自治体のみなさま)
●1日半かけて視察をした十和田市に対する民間企業視点での指摘
↓↓↓
・他の地方自治体と比べて、市町、中間層、現場の温度感がある。
・特産品の加工食品への取り組みが少ない。
・美術館、畜産団地、各施設のつながった経済効果を生み出せていない。
・十和田市が全体を通して何がしたいのか、視察の段階ではわかりずらい。
・市と民間がうまく連携していると感じる分、市が求めすぎて民間の力不足ではないか。
ただ、道の駅にでている生産者は規模が小さい。
・道の駅のコンセプトズレ
・雇用創出の重要性について・・・北海道函館の事例を共有(廣田)
・コンサルティングに費用かけるのでなく、客の接点を大事にする考え
●自治体が抱える問題、今後の方針
・合併前は、町の行政で力を入れていたが、現在は苦しい状況。
・市のスタンスは赤字を出さないこと。
・マーケティング専門家が必要である。
・農業のブランド化、販売拡大化、観光事業の強化
→取組み:日本野菜ソムリエ協会と提携して、付加価値をつけてPR展開を狙う。
販売戦略室の立ち上げ、ごぼう、にんにく、長芋、ねぎを中心に展開
農家の実績事例:青森県出身の高橋さん(元銀行勤務@10年間)年商110億円
・雇用について
→安全性を重視して、チャレンジができない。
・道の駅は、市が商売を管理している。ただ、テナント方式で業務委託等は市がとりまとめ。
→現状:市ではなく国交省がつくった施設。
→課題:販売戦略がわからない、具体的的なアイデアが必要。
コストDOWNが目的
→検討事項:千葉県流山で受け入れているCIOの人材。
・市の5年計画で折り返し地点におり、次の5年計画で何をするかが重要
→さまざまな企業と連携して進めていきたい。
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★続いて、お米を生産している後沢商店の社長と、事業相談会
亜鉛を通常の1.5倍使用した、お米を生産している、有限会社後沢商店。
亜鉛は必須ミネラル。糖尿や肝臓などあらゆるところで
スーパーマンなみの活躍をします。
「体に良いお米を、日本全国に広めたい」という想いで立ち上げた。
現在、ネット販売もしており、白米10㎏で3,300円で販売。
お手頃な値段である。
★現状の後沢商店について、経営陣から出た意見
・地元の人にいかに食べてもらうか。地元飲食店への売り込み
・「道の駅」とどう協業していくか
・「作りたいもの」を作るのではなく、「売れるもの」をつくること、それが”商売”
・顧客のターゲットをニッチ化すべき
・ブランドイメージにぶら下がる。「ダイエットにいい」とか「アンチエイジングにいい」とか
etc.
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