1. HOME
  2. ブログ
  3. 【伯耆町】2014年1月8日 「パワフル伯耆」視察ツアー

【伯耆町】2014年1月8日 「パワフル伯耆」視察ツアー

伯耆町の有志メンバーと地域活性化について会議を進めている中で、本当に、地域の魅力を認識できているでしょうか? という疑問が出てまいりました。
他地域から友人が来た時に、どこを案内して、何を食してもらい、何を楽しんでいただくでしょうか。
メンバー同士で意見交換するうちに、まずは自分たちで、魅力を再発見する事が必要という事になり、普段、住んでいる地域でありますが、改めて、視線をかえて視察する事になりました。
まさしく、この気付きは、他地域における状況でも必要なことであります。
「新春 伯耆町内見学バスツアー」と名づけ、役所のバスをお借りして、「伯耆町の食・特産品・観光を勉強する」というテーマで実施しました。

■ じゃんぼしいたけ (かげやまさん)

P1010864-1 IMG_0927-1

P1010867-1 P1010869-1

原木を使った栽培なので、栄養も高いうえに味が良い。このハウスでは1000本程度だが、他もあわせると4000本で栽培。ハウス栽培なので、農薬は使わない。シイタケが育ったきたら、袋をかぶせて表皮を保護しながら大事に育てます。(天笠に水分があたると、割れてくる部分が黒くなってしまう)。じゃんぼしいたけは厚みが3cm以上のものを言います。主にクヌギで、芯がない気を使っているので、コストはかかるが、それだけ良いものができる。木の耐用年数は4年程度、1本に30個程度のしいたけがなります。

■ 伯耆前田牧場

P1010880-1 IMG_0929-1

P1010883-1 P1010874-1

鳥取の食肉用牛には3種類あり、鳥取で売られるすべての県産牛が鳥取和牛に該当するわけではない。鳥取和牛は、鳥取県で飼育されている黒毛和種で一頭一頭に手間をかけ育てられた上質な肉用牛で、食肉牛のなかでもごく一部にしか認定されない希少な品種。ここ伯耆前田牧場は、その中でもトップクラスであり、子牛もいれると300頭の飼育をしています。
とくに、うまみ成分の代表であるオレイン酸を多く含む「オレイン55」は口どけ豊かで人気となっています。
実は鳥取和牛のルーツでもある「気高号」は、国内で和牛がブームになってきた昭和41年に開催された「全国和牛能力共進会(和牛博)」の肉牛部門でチャンピオンになり、その後、全国へ幅広く移殖され、和牛ブームの基礎を作ったとも言われている。
お店の写真は、前田牧場さんの和牛を店頭販売している「鳥取和牛直売所【肉の今川】」さん。

https://www.facebook.com/nokunoimgawa

■ 春菊栽培 松岡さん

P1010889-1 P1010886-1

若手の農業者として春菊。すいか。トマトを栽培。農業体験や地域との連携で協力いただける方です。

■ 久米桜酒造  http://g-beer.jp/kumezakura/

P1010895-1 IMG_0938-1

P1010906-1 P1010903-1

平成の名水100選にも選出された「地蔵滝の泉」と呼ばれる名水をはじめとした大山の伏流水が湧き出ており、原料もすぐそばで栽培。
有名な地酒「八郷」「だいせん」や梅酒を醸造。
見学では製造工程を見せていただき、各セクションごとに詳しく説明いただけました。
メンバーも、地元の酒として、良く飲んでいますが、実際に醸造所の中を見学したのは初めてで、なお一層、商品に対する愛着や、地域の魅力として再認識できたと思います。

■ 伝統工芸 大山焼 久古窯

P1010914-1 P1010915-1

P1010916-1

鳥取県 伝道工芸士として認定されている鈴木敏之さん。
窯業をはじめて45年。金属反射しているとても美しい陶器です。これは、普通の技術では出す事ができません。鉄分による影響という事で、鉄分が変化を起こしてきれいな色をした焼き物になります。永年にわたり研究をしていますが、なかなか、思い通りの理論や結論がでない世界で、難しい技術との事でした。
陶芸を知っている人なら、マニュアルを見れば、ある程度作ることができるが、そのマニュアルつくりに45年かかっており、その間の失敗率は99%ということで、わずか1%の確立から得た奇跡的なものであります。

IMG_0948-1

夜は、メンバーと懇親会を開催。役所から森安町長と阿部総務課長も駆けつけていただけました。
これからも、魅力発見と地域づくりにむけて頑張りたいと思います。

関連記事